2022/05/11 タイル

【LIXIL】タイル接着剤張りの施工品質を支える「Q-CAT」とは?|外壁タイルが使われるワケ

従来のモルタル施工と比べ

メリットの多い外装タイル接着剤張り

外壁タイルの

施工品質向上を支える

品質認定制度

Q-CAT

 

Q-CATとは?

全国タイル工業組合 により制定された

「外装タイル」「有機系接着剤」の 

組合せ品質 認定制度 です。

外装タイルの接着剤張りが普及する中、

接着剤張りの施工品質向上 を目的に制定されました。

 

 


3つの品質基準

「タイル」「接着剤」「組合せ」

品質基準に従って

「合格認定マーク」が付与されます。

タイル
基準
 
接着剤
基準
 
組合せ
基準
 
モルタル
下地用
 
 
窯業系サイディング
下地用
 
・基本的な品質

・接着剤張りに適した

 裏面形状の基準

・環境に配慮した

 グリーン購入法

 など

・耐久性の基本品質

・各種下地への接着性

・ずれ抵抗性

・目地詰めをしない場合
 の外観品質

 など

〇 窯業系サイディング下地用接着剤の場合、窯業系サイディング、ジョイントテープ、接着剤の組合せとなります。

・耐久性の基本品質

・各種下地への接着性

・ずれ抵抗性

・目地詰めをしない場合
 の外観品質

 など

タイル、接着剤とその施工方法の組合せにより、付着面積の確保、現場でのずれ抵抗性等の基準が設けられている。

Q-CATマークをカタログ・梱包等に表示できます。

 

認定は2種

「型式認定」と「個別認定」

(1)

型式認定

一定の品質基準を満たしたタイル 接着剤 に対し、

それぞれの組合せを個別に確認しなくても 簡易認定制度 です。

タイル型式認定
タイル1枚あたりの「長さ」「面積」、単位面積あたりの「質量」を基にT1~T2型に区分
接着剤型式認定
タイルの型式に対応するずれ抵抗性により、モルタル下地用接着剤をC1~C3に、窯業系サイディング下地用接着剤をY1~Y3に区分

(2)

個別認定

型式認定の範囲外のタイル についての認定方法です。

タイル毎に接着剤・施工方法を指定し、

その組み合わせを個別に評価し認定する制度です

タイル型式の範囲

型式区分と組合せ一覧

タイルの型式区分

組合せ可能な
接着剤区分

施工方法
型式認定 T1 C1

Y1

目地詰:

5mmクシ目+ヴィブラート

T2 C1, C2

Y1, Y2

目地詰:

5mm クシ目

空目地:

5mm クシ目平押え

 

T3 C1, C2, C3

Y1, Y2, Y3

目地詰:

3mm クシ目

空目地:

5mm クシ目平押え ※1

個別認定 -※2 接着剤・タイルの組合せを個別評価 認定時に指定した施工方法
※1 意匠上問題ないと判断される場合は、3mmクシ目での施工も可能

※2 長さ600mm以下、面積900㎠以下が上限

 

適用下地

セメント系下地 と 窯業系サイディング下地 の

2種です。

下地の区分 下地の種類 ※3
セメント系下地 ※2

・コンクリート

(JASS5 鉄筋コンクリート工事の記載による)

・コンクリートを下地としたモルタル

(JASS15 左官工事の記載による)

押出成形セメント板

(JIS A 5441 押出成形セメント板の記載による)

ALCパネル下地

(100mm厚以上。JIS A 5416 軽量気泡コンクリートパネルの記載による)

 

窯業系サイディング下地 厚さ14mm以上且つ NPO法人住宅外装テクニカルセンター(JTC)製品登録品

※2 セメント系下地に個別認定された有機系下地調整塗材を塗付けた下地は適用されます。ALCパネルは、全面にセメント系の下地処理剤を塗布した下地とします。

※3 下地は新設とし、回収時の既存下地や補修下地、再生した下地等は含みません。はるかべ工法用専用下地材(鉄骨造用)SAIDIX-LTは含みません。

※4 ALCパネル下地には、他の下地と異なり質量制限など独自の基準がありますので、ご採用の際には、支社・営業所にお問い合わせください。

 

保証

全国タイル工業組合の組合員が製造するQ-CAT認定品

Q-CATで認める組合せで使用した場合、

自動でQ-CATを保険が付与されます。

 

Q-CAT保険の詳細につきましては、

全国タイル工業組合ホームページ

TILE-NET

http://www.tile-net.com/

にてご確認ください。

 

※2022年5月11日現在の情報となります。最新の情報については全国タイル工業組合のHPよりご確認ください。